もろはのつるぎ

発達障害の35歳無職のブログ

発達障害は

めんどくさい。

本人がそんなこと言うなよという感じではある。

世の中で話題になることも多いし本もたくさん出たりしている。でも一人一人、程度や症状の差がありすぎて、あー発達かぁ掃除できないやつね、みたいな単純な理解は危険だ。

何より本人が自分の障害についてよく分かってなかったりする。自分はアスペとADHDの混合型みたいな微妙な位置だが、いまだに自分がよく分からないことも多い。

発達は本当にその人自身をじっくり見ないとどんな症状なのか分からない。でもカウンセラーでもなければ他人をじっくり理解するなど普通はなかなかできない。

そこでなんかきもい奴らということになってしまう。

自分も今まで作業所で見てきたけれども、同じ発達障害者として見てもこいつはまじで無理という人も多かったので、定型発達の普通の人からすると関わりたくないというのも、仕方がないことだと思う。

最近は診断基準がシンプルになったとかで、アスペルガーなどは名前が消えたみたいだが、一人一人の症状は千差万別なので、実は何もシンプルにはなってない。人との関係が作りにくいのはわりと共通しているみたいだが。

そしてグレーゾーンの人は見た目が普通に近かったりするので「お前本当に障害か?」みたいに見られることもしばしば。やる気あんのか、みたいな話になってくる。

まあ発達の人は自分の興味ある事以外、壊滅的にやる気なかったりするので間違ってはいない。特に発達の人は、自分の興味のない仕事はなるべく受けてはいけない。

自分は手帳は持っているが、取りたいけど持ってない人、そもそも取ろうという考えに至らない人など、微妙な境界の人たちは実は一番しんどいのではと思う。

目が見えなかったり足が動かない人より良いだろ、と言われたら返す言葉はないけれども。

やはり、本人は得意なものを伸ばすようにする、無理に社会への適応を目指さない、というのがいいと思う。子どものうちに自分としっかり向き合ってくれる大人がそばにいた子は、その後の人生もうまくいくらしい。

すでに大人の人は御愁傷様…だが、自分をよく理解し、出来る限りポジティブでいるように努めることが大事だと思う。この世はポジティブな人は多少好意的に見てもらえるようになっているので。

健常の人でも誰でも当てはまる結論になってしまうが、この世にはどうしようもないことが多すぎるので、あまりネットのニュースなどにとらわれず、自分の周りから少しずつ良くしていきたいものである。

部屋の掃除でもしようかと思う。